【1】音を大切にする

音というのは言語を構成する重要な要素ですので、英語を勉強するときにも常に音を聞くように心がけましょう。発音を1つずつ覚え、単語を聞いて、まとまった文章を聞いて、ということを繰り返しましょう。音を意識することで学習効果が見違えるほど良くなります。

【2】学校の英語学習も役に立つ

英語は中学校で3年、高校で3年、大学で4年。合計10年。ここまで勉強しても英語を話すことが出来ない反動から、日本の学校の英語学習は役に立たないと口にする人も大勢いますが、語学学習において、不必要な勉強などありません。覚えたこと、勉強したことは必ず役立ちます。

もし、学生時代しっかりと英語を勉強したのであれば、少し足りない部分があるだけです。具体的にはリスニングや英語の活用能力ということになるかと思いますが、その少し足りない箇所をしっかりと勉強することができれば学生時代に蓄えた知識が英語学習の大きな武器となります。
実際に英語を話せるようになるためには、学生時代に英語を勉強するくらいの内容はどちらにしても必要になります。無駄になるようなことは決してないので安心して英語を勉強してください。

【3】文法は言葉のルール

職場でも学校でも守るべきルールというものがあり、ルールを守ることによって物事が円滑に進むようになります。英語においても全く同様で、英語を使うためのルールがあり、それを守ることによって、お互いが理解出来るものになります。言語のルールを示してくれる文法は、必ず最初に勉強して基礎を固めておきましょう。文法知識をしっかり身につけておくかどうかで、その後の学習効率や英語力伸び方が格段に違ってきます。

それから、英語の文法においては基本事項だけ理解できれば十分です。文法は小さい子や誰にでも分からなければいけないものですので、一部の人しか知らないような難しい知識は覚える必要はありません。そういった高度な知識は実用性という点ではあまり意味を持ちません。まずは基礎だけしっかり取り組んでおきましょう。会話を重視した参考書の利用をおすすめします。

【4】狭く深く勉強をする

勉強をしていると、参考書でも教材でも1度終わったら、別のモノに手を出したくなるものですが、これは効率が悪くなります。色々なことに手を出すよりは、同じことを何度も繰り返したほうが、結果的に進歩が速くなります。これは!というモノがあれば、それを何度も何度も繰り返して、意識せずに口から出るくらいまでにしてください。

例えば、『Hello』とか『Thank you』というのは、何も考えずに自然にに口にすることが出来ると思いますが、そういったコトバを少しずつ増やしていってください。

【5】進歩のいびつさに騙されないように!

残念なことに語学というのは、努力の結果がすぐに現れることはありません。数年間勉強を続けていて全く進歩がないのに、あるとき突然急激に伸びるものです。これは語学を学ぶ人ほぼ全てが経験することですから、今は自分の進歩を感じられないという方も心配する必要はありません。

このまま続けていけば、将来必ず成果が出ます。それまで自分を信じて努力を続けられるかどうかが、話せるかどうかの分かれ目です。