映画が大好きなので、
ハリウッド映画などの洋画を
字幕なしで観れるようになりたいという
相談を受けることがあります。

特に英語を話す機会もなく、
コミュニケーションに利用しないけど
映画を字幕なしで観たい!

今回は字幕なしで映画を見るための
勉強法を紹介します。

字幕なしで映画を観たいということは、
リスニング能力を上げるのが最優先事項になります。

リスニング能力を上げることが優先事項だとしても
語彙力や基本的な文法知識は必要になります。

文法に関しては、中学レベルの知識でも
8割くらいはカバーできると思います。
一応高校レベルの知識を身につけておけば十分です。
高校レベルでも難関大学レベルまで対応する必要はありません。
あくまで基礎的な学習で問題ないと思います。

語彙力についても実際に映画のスクリプトを
幾つか見ればわかると思いますが、
会話に使われている語彙は、
数としてはそれほど多くはありません。

覚えなければいけない単語数は
それほど多くないのですが、

日常会話は少ない単語で、
いろいろな表現をするので
一つの単語が持っているたくさんの意味を
覚える必要が出てくるので注意が必要です。

学習時間の目安

平日 1日1時間
週末 2~3時間

基本的な勉強スケジュールとしては、
平日に基礎的な勉強して、
週末は実際に映画を観るというやり方がいいと思います。

映画を字幕なしで観たいのであれば、
当然映画が好きなのだと思うので、
普段の勉強も映画を利用して、
その成果を確かめるために、
週末にその映画を普通に観るようにしましょう。

平日は映画のセリフを一字一句細かくチェックして、
週末は小さなことは気にせず、
ストーリーを楽しむという勉強方法をおすすめします。

勉強方法

文法については、
参考書を1冊利用して勉強します。

学校の勉強のやり方と同じように、
解説の部分を読んで、
そのあと問題を解いて
知識の確認をするという方法です。

文法に関しては参考書を
1冊やれば十分なので、
毎日少しずつ取り組みましょう。

語彙力については、
リスニングのトレーニングをするときに、
知らない単語が出てきたら、
その都度辞書で意味を確認するだけで、
自然と数が増えていくと思います。

本当に必要な単語だけを
覚えれば良いので、
知らない単語を抑えながら
効率よく勉強しましょう。

映画のスクリプトを確認して
出てくる単語をチェックし、
ほとんど単語がわかるようであれば
語彙力は身についているということなので
リスニングの問題ということになります。

教材は映画を利用します。
後ほど紹介するスクリーンプレイであれば、
難易度別に分かれているので
簡単なものから始めてみましょう。

映画を観ながら、
聴きとれない部分があれば
繰り返し聴いてみます。

数回繰り返しても聴きとれなければ、
スクリプトを確認して再度聴きましょう。

これを繰り返します。
映画が好きであれば、
題材が英語なので、
楽しみながら学習できると思います。

リスニング教材

スクリーンプレイ

リスニング教材にはスクリーンプレイがおすすめです。

スクリーンプレイは
映画のスクリプトと対訳が載っている本です。

文化的背景の説明もあり、
なぜこの場面で、こんなセリフが出てくるのか?
といったこともわかるので、
英語の勉強を離れて、
映画好きにとっては楽しい本です。

英語学習者向けに難易度が設定されているので、
自分の実力に合わせた教材を選んで勉強できます。

教材としてもとても使いやすいと思います。
1度利用してみて自分に合った難易度の映画を
集中的に観ることをおすすめします。

映画のセリフは全て生のフレーズなので、
覚えておくと実際に自分が使うとき、とても役立ちます。
フレーズを理解するだけでなく、
覚えて自分でも使えるようにしましょう。

映画を英語で楽しむ7つの道具

映画で良く使われる7つの動詞(comeやget、takeなど)
に焦点を当てて、用法について
深く掘り下げている参考書です。

会話というのは、本当に簡単な単語を
多様に使いまわすことで成り立っています。

特にこの参考書に取り上げている動詞は
基本中の基本なので、
しっかり勉強しておけば、必ず役立ちます。

会話で使われているということは、
当然映画のセリフにも頻繁に登場するということで、
映画を字幕無しで観たいという人にはおすすめの参考書です。

映画好きにとっては、
映画のセリフを聴き取れるというのは
本当に嬉しいことなので、
勉強のモチベーションも上がります。

映画を字幕無しで聴き取れるようになりたいのであれば
映画を教材にして英語を勉強しましょう。