英語で短いフレーズが聴き取れても、長文になるとさっぱり聴き取れなくなるという悩みを良く聞きます。
英語が立て続けに流れてくるペースに理解がついていかない状況ですね。
このようにリスニングが苦手な場合どのように取り組んでいけばよいのでしょうか。
英語のリスニングを勉強する人であれば、誰もが経験する状況で、原因もほとんど同じで共通していますが、その原因は英語を理解するときに和訳してりかうしようとしていることです。
英語を和訳してから理解するとどうしても余分な作業が一つ増えることになり、理解するまで時間がかかりどんどん聴き取れなくなっていきます。
長文のリスニングを行うのであれば英語をそのまま理解するようにする必要があります。単語やフレーズが聴き取れるのであれば、英語を理解する力はもっているのであとは英語を英語のまま理解できるようになれば、リスニング力はアップし苦手意識を克服できます。
苦手なリスニングを克服するための英語の勉強法をご紹介します。
英語リスニング学習の目安時間
学習時間を十分にとれるのであれば、1日3時間を目安にします。英語を日本語で理解している状況を、英語をそのまま英語で理解できるようにするのは、最初は慣れないので疲れますし、途中でやめたくなってしまったり、英語の苦手意識がより強くなったりするといけないので、週末などを休養日にして、リフレッシュしても良いですが、その場合数分間とか少しでも良いので復習の時間を持ち、英語に接するようにします。
リスニングの勉強方法
- 音読
- ディクテーション
- シャドーイング
英文を読んでもわからなければ、聴いて理解することはできません。リスニングに移る前の基礎力としてリーディングの力が重要です。
ただ単に文章を理解するだけでなく、次から次へと聴こえてくる英語の意味を瞬時に理解していく必要があるので、英語を理解するスピードが求められます。最終的には文の最初から順に理解していければ良いのですが、慣れないうちは難しいと感じてしまいます。ただ必ず理解できるようになるので、諦めないで学習を続けていきましょう。
英語をとにかく音読する
リーディングのスピードをつけるトレーニングとしてとても有効なのが音読になります。英語の文章を何度も何度も声に出して呼んでいると、すこしずつ英語の感覚に慣れて、だんだん英語が理解できるようになっていきます。同じ文章を読み続けていくと、少しずつですが頭の中で日本語訳を考えなくてもイメージで英語が理解できるようになってきます。逆を言えばイメージで英語が理解できるようになるまで同じ英語の文章を何度も何度も音読しましょう。音読をするときは、はじめに文章の意味を理解しておく方が効果がアップするので、最初に文章の内容を確認しておきましょう。
ディクテーション
ディクテーションは聴こえてくる音を書き取ったりタイピングをすることです。ディクテーションにいろいろな方法がありますが、まずは聴こえてくる音を書き取ってみてください。分からなければ何度繰り返しても問題ありません。ディクテーションをすれば、自分が聞き取れない箇所と、聞き取れない原因がわかるようになります。自分の聞き取れない発音や、音の連結・消失や意味がわからない文法やフレーズがわかるようになります。
シャドーイング
シャドーイングは聴こえてくる音をそのまま口に出すというトレーニングです。ディクテーションとは逆に、ある文章を最初から最後まで流してから行います。わからないからといって聴きなおしたり、音を止めたりしてはいけません。最初は聴き取れない部分も多くなりますが、それは気にせずに理解できる部分だけでいいので口に出して行ってください。
ディクテーションとシャドーイングを交互に行うと高い効果が期待出来ます。完全にシャドーイング出来るまで、同じ文章で何度も何度も行うのがポイントです。