TOEIC700点の勉強法|公式データで見る700点の位置と、600点台から届く12週間プラン

TOEIC700点の勉強法

TOEIC700点の勉強法は、600点台で残っている「リーディングの時間不足」と「Part5の取りこぼし」を先に埋めるのが近道です。2025年度の公開テストで695点以上は受験者の34.3%で、平均はリスニングがリーディングより58点高いため、700点はリスニング380・リーディング320前後を目安に組み立てます。

この記事でわかること

  • 公式データで見るTOEIC700点の位置(受験者の上位何%か)
  • リスニングとリーディングの700点の内訳の決め方
  • 時間を計った模試から失点の原因を見分ける方法
  • 社会人でも回せる12週間の学習プラン

公的情報源: 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」(2026年7月発行・2025年度データ)

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この記事の要点

  • 695点以上は全体の34.3%・社会人の43.0%(2025年度公開テスト)
  • 平均はリスニング337点・リーディング279点。差は58点で、700点もリーディングが分かれ目
  • 600点台で止まる主な原因はリーディングの時間不足とPart5の取りこぼし
  • 時間を計った模試で原因を見分け、12週間で弱点の順に埋める

目次

TOEIC700点のレベル:公開テスト受験者の上位約3分の1

TOEIC700点は、公開テスト受験者のおよそ上位3分の1に入るスコアです。社会人に限ると、695点以上は4割を超えます。

IIBCの「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」は、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の公開テストのデータをまとめた資料です。掲載されたスコア分布から、695点以上の割合を計算しました(IIBC公式資料)。

2025年度 TOEIC L&R 公開テストの平均と695点以上の割合(IIBC公表値から計算)

区分受験者数平均(L/R)695点以上
全体755,473人616点(337/279)34.3%
社会人308,493人649点(353/296)43.0%
学生434,399人592点(325/267)28.0%

全体の平均は616点です。700点は平均より約80点上で、受験者のおよそ3人に1人しかいない位置になります。

英語力の国際的な物差しであるCEFRで見ると、IIBCの対照表ではリスニング275点以上・リーディング275点以上がB1、リスニング400点以上・リーディング385点以上がB2です(IIBC「TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表」)。700点はおおむねB1の上のほうにあたり、リスニングはB2の入口が見えてくる段階です。

700点の内訳は「リスニング380・リーディング320」を目安にする

700点を目指すなら、合計点より先に、リスニングとリーディングの内訳を決めておくと勉強の配分がぶれません。

公開テストの平均では、リスニングがリーディングより58点高くなっています(全体337点と279点)。社会人でも差は57点です。多くの人にとって、リーディングのほうが点を取りにくいということです。

この差をそのまま当てはめると、700点の内訳は次のようになります。

700点の内訳の例(平均の差をもとにした目安)

型リスニングリーディング向く人
平均型380点320点多くの社会人
リスニング型400点300点音声は聞けるが長文が遅い人
バランス型350点350点文法が得意で読むのが速い人

いまの内訳を公式認定証で確かめ、どの型に近いかを見てください。たとえば600点(L330/R270)なら、リスニング50点、リーディング50点の上積みで平均型の700点に届きます。

リスニングで400点を超えるには、細部まで聞き取れる力が要るので時間がかかりがちです。600点台の人は、リーディングの上積みを先に狙うほうが計画を立てやすくなります。

600点から700点への上積みの内訳

いま(例)
L
330点
R
270点
計
600点
上積み
L
+50点
R
+50点
計
+100点
目標
L
380点
R
320点
計
700点

図:公開テストの平均ではリスニングがリーディングより約58点高い。この差を当てはめると、700点はリスニング380点・リーディング320点前後が目安になる。

600点台で止まる原因を模試で見分ける

600点台で止まっている人の多くは、英語力そのものより「時間内に解き切れていない」ことで点を落としています。まず原因を見分けてから勉強を選ぶと、遠回りが減ります。

見分け方はシンプルです。公式問題集の模試1回分を、本番と同じ約2時間で通して解きます。そのうえで、次の表に当てはめてください。

模試の結果から見る失点の原因と対策(この記事の目安)

模試で起きたこと原因先にやること
リーディングの最後の10問以上を当てずっぽうで塗った読む速度が足りないPart5・6を速く解き、Part7の時間を作る
Part5で30問中9問以上まちがえた文法・語彙の取りこぼしPart5を品詞・時制・語彙に分けて固める
Part2で25問中8問以上まちがえた短い音の聞き取り音声の書き取りと、まねして言う練習
Part3・4で設問を読みながら聞き、答えを逃した先読みの手順がない音声の前に設問を読む手順を決める

試験の形式は、リスニングが約45分で100問、リーディングが75分で100問です。リーディングはPart5が30問、Part6が16問、Part7が54問で構成されています(IIBC「テストの形式と構成」)。

表の1行目に当てはまる人は、Part7に入った時点で時間が足りていません。この場合、長文の練習を増やす前にPart5・6の解く速さを上げるほうが、点数に早く表れます。まだ600点に届いていない人は、先にTOEIC600点の勉強法で土台を固めてください。

模試のあとに見る順番

  • 時間を計って模試を1回解く
  • 確認1最後に塗った問題が10問以上読む速度が足りない
  • 確認2Part5で9問以上まちがい文法・語彙を固める
  • 確認3Part2で8問以上まちがい短い音の聞き取りを鍛える
  • 確認4Part3・4で答えを逃す先読みの手順を決める

当てはまった順に、上から手をつける

図:時間を計った模試の結果から、読む速度、文法・語彙、短い音の聞き取り、先読みの順に原因を確かめ、当てはまったものから対策する。

リーディング:Part5・6を22分で抜けてPart7に時間を残す

700点のリーディングは、Part5・6を速く解いて、Part7に50分以上を残せるかで決まります。800点を狙う段階ほど詰めなくてよいぶん、まずは解き切る形を作りましょう。

700点を狙うリーディングの時間配分(75分)

パート問題数目安の時間1問あたり
Part530問13分約25秒
Part616問9分約35秒
Part754問53分約1分

Part5には、空欄の前後だけで解ける品詞の問題が多く含まれています。品詞と時制の問題は、選択肢を見て文全体を読まずに答える練習をすると、1問25秒に収まっていきます。解き方の型はTOEIC Part5勉強法にまとめました。

Part7は、設問を先に読み、答えの根拠を探しながら本文を読む順番にします。1問に2分以上かかったら、印を付けて次へ進みましょう。捨てる問題の基準をさらに詰める方法は、TOEIC800点の勉強法で詳しく扱っています。

リスニング:Part2の聞き取りとPart3・4の先読みを固める

リスニングで380点前後を取るには、Part2の短い応答を確実に拾い、Part3・4で設問を先に読む手順を決めておくことが柱になります。

Part2は25問あり、最初の一言(WhenやWhereなど)を聞き逃すと答えられません。聞き取れなかった音声は、スクリプトを見る前にまず書き取ってみてください。書けなかった部分が、自分の弱い音です。

  1. 公式問題集のPart2を解き、まちがえた問題の音声を書き取る
  2. スクリプトと照らし合わせ、聞こえなかった音に印を付ける
  3. 音声のすぐ後を追いかけて、同じ速さで声に出す(5回)
  4. 次の日、もう一度その問題を解いて聞き取れるか確かめる

音声のすぐ後を追いかけて声に出す練習は「シャドーイング」です。やり方はシャドーイングで英語学習で紹介しています。

Part3・4は、音声が流れる前に設問3問に目を通し、「何を聞けばよいか」を決めてから聞きます。700点の段階では、全部の設問を読み切れなくても構いません。1問目だけでも先に読む習慣を作ると、答えを逃す回数が減っていきます。

教材は公式問題集と単語帳1冊に絞る

700点までの教材は、公式問題集と単語帳を1冊ずつ用意すれば足ります。教材を増やすより、同じ問題を何度も解き直すほうが本番の点数に結びつきやすいからです。

教材使い方
公式問題集(1〜2冊)模試として通しで解く/まちがえた問題を解き直す/音声で書き取りとシャドーイング
TOEIC向け単語帳(1冊)730点前後までの見出し語を、毎日決まった数だけ回す
Part5の問題集(必要な人だけ)模試でPart5の誤答が多かった人が、品詞・時制・語彙に分けて固める

公式問題集は、同じ音声と文章を何度も使えるのが強みです。1回目は模試、2回目以降は書き取りと音読の素材として使い切ってください。教材選びで迷ったら、初心者向けTOEIC参考書の選び方が参考になります。

単語は1語ずつ完璧にするより、毎日同じ範囲を何周も回すほうが残りやすくなります。覚え方の手順は英単語の効率的な覚え方を見てください。

社会人が600点台から700点を目指す12週間プラン

平日は1日60分、休日は90〜120分を想定したプランです。模試で見つけた弱点の順に、4週間ずつ重点を変えていきます。

600点台から700点を目指す12週間プラン(平日60分・休日90〜120分)

期間平日(60分)休日この期間のゴール
1〜4週単語20分・Part5 20分・Part2の書き取り20分模試1回と解き直しPart5で30問中24問
5〜8週単語15分・Part7 25分・シャドーイング20分Part3・4の先読み練習Part7を最後まで読み切る
9〜12週単語15分・弱点のパート45分時間を計った模試を毎週模試で700点前後

最初の週に模試を1回解き、自分の内訳と原因をはっきりさせてから始めましょう。9週目以降は、毎週1回、本番と同じ時間で通して解くことを優先してください。時間配分は、本番と同じ条件で練習しないと身につきません。

平日の60分は、通勤で単語とリスニング、夜にPart5やPart7と分けても構いません。続け方の工夫は英語の勉強が続かない理由と続ける方法で紹介しています。

12週間の重点の移り方

  • 模試で弱点を見つけてから始める
    • 1〜4週単語・Part5・Part2の書き取り
    • 5〜8週Part7の読み切り・先読み・シャドーイング
    • 9〜12週弱点のパートと毎週の通し模試

図:最初の4週で土台(単語・Part5・Part2)、次の4週で時間内に解き切る力、最後の4週で弱点と通し模試に集中する。

12週間のプランを1人で回し切る自信がない、毎週の模試まで手が回らないという場合は、学習の進み具合を毎日確かめてもらう方法があります。TOEIC向けのコースがあり、初回の無料カウンセリングで必要な学習量を相談できます。

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TOEIC700点の勉強法についてよくある質問

Q1:TOEIC700点は社会人としてすごいスコアですか?

平均よりはっきり上のスコアです。2025年度の公開テストでは社会人の平均が649点で、695点以上は社会人の43.0%でした。受験者全体では34.3%なので、およそ3人に1人の位置になります。

Q2:600点から700点までどれくらいかかりますか?

弱点がはっきりしていれば、12週間を1つの区切りにできます。平日60分・休日90〜120分を続けると、12週間でおよそ100時間になります。ただし伸び方は元の内訳や弱点で変わるため、4週ごとに模試で確かめて計画を直してください。

Q3:リスニングとリーディング、どちらを先に伸ばすべきですか?

600点台なら、多くの場合リーディングが先です。公開テストの平均ではリーディングがリスニングより58点低く、Part5・6の速さを上げるだけでPart7に使える時間が増えます。模試で最後に塗った問題が多い人ほど、リーディングから手をつけると点数に表れやすくなります。

Q4:700点を取ったら次は何を目指せばいいですか?

次の目標は800点です。800点の壁は、時間切れで取れる問題を落とすことにあります。先読みの秒数と、Part7で捨てる問題の基準を決めると越えやすくなります。詳しくはTOEIC800点の勉強法をご覧ください。

Q5:独学とスクール、700点にはどちらが向いていますか?

独学でも十分に届くスコアです。公式問題集と単語帳を回し、毎週の模試を自分に課せる人は独学で進められます。時間の確保や継続が難しい場合は、学習の管理を任せられるスクールも選択肢になります。

まとめ:TOEIC700点はリーディングの時間とPart5から埋める

この記事のまとめ

  • 695点以上は全体の34.3%・社会人の43.0%(2025年度公開テスト・IIBC公表値から計算)
  • 平均はリスニングがリーディングより58点高い。700点はL380/R320前後が目安
  • 時間を計った模試で、読む速度・Part5・Part2・先読みの順に原因を見分ける
  • リーディングはPart5・6を22分で抜け、Part7に53分を残す
  • 教材は公式問題集と単語帳1冊。12週間で重点を4週ずつ移す

TOEIC700点は、新しい知識を増やすより、いまある力を時間内に出し切ることで届きやすいスコアです。まずは公式問題集の模試を1回、本番と同じ時間で解いてみてください。どこで点を落としているかが分かれば、次の12週間でやることがはっきりします。

「模試で弱点は分かったけれど、1人だと続かない」という段階なら、学習計画づくりから一緒に進めてもらう手もあるでしょう。自分に合うかどうかは、無料カウンセリングで確かめてから決められます。

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免責事項

※本記事は英語学習の一般的な情報を整理しました。スコアの伸びには個人差があります。TOEICの試験形式・公式データは、最新の情報をIIBC公式サイトでご確認ください。サービスの内容・料金は変更される場合があるため、各公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

英語学習に100万円以上を使って、伸びなかった経験があるTakaです。聞き流すだけのCD教材、駅前の高額スクール、短期集中の合宿。どれも教材そのものは悪くないのに、私の英語力はほとんど動きませんでした。あの数年で失った時間とお金は、今も悔やんでいます。

独学に切り替えてから、ようやく流れが変わりました。教材の選び方と勉強する順番を組み直しただけで、留学もスクール通いもなしにTOEICは600から900を超えました。日本人が英語で伸び悩むのは、根性の問題ではなく、やり方の設計が抜けているからだと考えています。このサイトでは、教材やスクールの選び方、TOEIC対策、シャドーイングのやり方まで、100万円分の失敗と一緒に書いています。同じところで足踏みしている方の遠回りを、少しでも減らせたらうれしいです。

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