語学留学には、入学時の英語力は問われません。

つまり、全くその言語を話せなくても
受け入れてもらえるわけです。
いわば、誰でもできる留学です。

英語を話せなくても語学を習得する目的で
留学すれば語学留学になります。

語学留学は短期間から(1週間から)受け入れているところが多いです。

が、ある程度、英語力をものにするためには、
最低半年は滞在したいですね。

半年語学留学すればどのくらい効果があるのか?

では、その半年で、どのくらいの効果があるか、
それは、渡航前の準備にかかっています。

いくら、入学時の英語力を問われない、
といっても、全く無の状態からスタートする人と、
日本である程度の基礎力をつけてスタートする人とでは、
その効果には雲泥の差があります。

日本でつける英語力のレベルの目安としては、
英検にすると2級レベル以上が理想的です。

英検2級のレベルというと
高校卒業レベル、ということになります。

つまり、英語の文法のすべてを
学習し終えた状態が英検2級レベルです。

英検2級取得者は、
英語を知識としては十分理解していると言えます。

ただ、使えるか、というとまだまだですね。

そのレベルの人が語学留学すると、
実際に英語を使える環境に身をおくことで、

今までインプットしてきた知識を
アウトプットすることができ、
素晴らしい効果を挙げることが出来ます。

反対に、全く英語を話せない状態で留学すると、
当然、日常生活で困ります。

それは、空港に降り立った時から始まります。
ホームステイ先の人がプラカードでも持って、
到着ロビーで待っていてくれれば、
とりあえず、ステイ先にはたどりつけるでしょう。

そうでなければ、
自分で交通機関を乗り継いで、
ステイ先なり寮なりに向かわなければなりません。

切符の買い方ひとつから、困ってしまいます。

運良く、到着できたとします。

そして学校初日。
学校職員は、英語初心者にもなれているので、
ゆっくりわかりやすく、説明してくれます。

でも、おそらくあなたは、イエス、イエス、と
分かったフリをして聞いていることになるでしょう。

言われるがままに教室に案内されて、授業開始。

レベル別に分かれていることがほとんどなので、
クラスメートもあなたと同じ英語皆無レベルです。

もちろん、そんな初心者に英語を教えるのが学校ですから、
初歩的なことから順々にマスターしていくでしょう。

語学留学時に気をつけるべきこと

クラスメートも英語ができない環境だと
そこには必ず誘惑があります。

今の世の中、英語圏であればどこに行こうが、
必ず日本人はいます。

異国の地に来て、右も左もわからないあなたのそばに
日本人がいれば、思わず、必ず、友達になってしまいます。

友達になるのは構いません。

ですが、そこで交わされるのは日本語。
せっかく英語圏に来たのに、
日本語を使ってしまってはなんにもなりません。

これは、初心者に限ったことではありません。
「変な人」と思われても構いません、日本人を避けなさい。
もしくは、日本人とも「英語で」会話しなさい。

それでなくては、
留学費用のうん十万がパーになってしまいます。

また、頭に置いておいてもらいたいのが、
語学留学というのは、英語を母国語としない人が集まるものなので、
クラスメイトは、決してネイティブではありません。

ただ、母国語が違うために、
共通の言語として英語でコミュニケーションをとるのです。

つまり、日本で、日本人同士、
英語で話しているのとなんの変わりもないのです。

よく、日本の英会話学校で
「日本人同士で英語をしゃべっていてもなんの効果もない」という人がいますが、

それが本当なら、
英語圏に語学留学してもなんの効果もない、
ということになります。

要は、どれだけ自発的に
英語を使って話をしようとするかです。

相手がネイティブであれ、
ノンネイティブであれ、関係ないのです。

もちろん、ネイティブの発音、
スピードに慣れることは重要です。

語学留学の場合でも、
ホームステイ先の人や、
その他のネイティブの友人との会話を多く持って、
ネイティブと話す練習はいくらでも出来ます。

積極的に友達を作るように心がけましょう。