英語学習は最近は小学校から少しずつ
英語の授業が取り入れられてきています。

中学生からでも中学高校の6年間、
大学でも勉強したのなら10年間と

多くの時間英語学習を
続けてきたはずなのに、

英語が得意な日本人というのは、
驚くほど少ないのが現状です。

英会話学校もたくさんあり、
本屋にいけば英検やTOEIC(トーイック)対策本が
ズラリと並んでいて、

電子辞書やipodなど、
英語学習に便利なアイテムも
たくさんあるのに、
それでも日本人は基本的に英語が苦手です。

これは英語の勉強の仕方自体に
問題があるのだと思います。

学校の教科として勉強をすると
問題集を解くことが学習の中心となります。

それが学校を離れた後で勉強をするときも
同じように問題集をとくような形で
英語学習をする人が多いと思います。

ですが英語を効率的に学びたいのなら、
問題集を勉強するというのは、
一旦控えておきましょう。

問題集の問題をいくら解いても、
英語力を高めるのには、
それほど役に立たないからです。

英語の問題というのは、
英語が理解できていれば解けますが、
できなければそもそも解けません。

できないものをいくら考えても
解くことはできないでしょうし、
わからない問題を考えることは
英語力アップに効果的とはいえません。

ただ使い方によっては、
英語の問題集も有効に活用することもできます。

英検などの試験を受ける前に
問題集を一通りやってみることは
英検の試験に慣れる意味でも有効でしょう。

ですが問題集は英検試験に慣れることを
目的としているのであり、
英語力そのものをアップさせる
勉強方法というわけではありません。

一般的な学習方法では、英語の問題集をやり、
解けなかった問題は答えを見て確認する。

以上の流れで英語の勉強を
終えてしまっていないでしょうか。

英語学習は答えの部分に出てくる
正しい英語をいかに覚えるかが重要です。

正しい英語を覚えることに時間をかけてこそ
効果の高い英語勉強法といえます。

ですから通常多くの人が取り組む
問題集をやるというプロセスを飛ばして、

初めから正しい英語のみを
ひたすら覚えていくのが効果的な英語の学習方法と言えます。

問題集というのは、
普段の勉強の結果として、
どの程度実力がついたかを試すのに利用したり、

英検・TOEICの受験前の
問題形式に慣れるためにやってみるという
活用の仕方をしていきましょう。