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長文になると聞き取れない!英語リスニングの苦手を克服する「脳内回路」の書き換え方

英語のお悩み解決!苦手なリスニングを克服するには?

「短い挨拶や単発のフレーズなら聞き取れる。でも、ニュースや長文の会話になった途端、お経のような雑音にしか聞こえなくなる…」

英語学習者の多くが、この「長文リスニングの壁」にぶつかります。

最初はついていけても、途中で理解が追いつかなくなり、気がつくと相手の話が終わっている。悔しいですよね。

実はこれ、あなたの耳が悪いわけではありません。
「英語を処理する脳の回路」が、まだ日本語モードのままになっていることが原因なのです。

この記事では、リスニングが苦手な人が無意識にやっている「悪い癖」を特定し、英語を英語のまま瞬時に理解するための「3つの具体的トレーニング」を伝授します。

今の「聞き取れない悩み」を放置せず、正しいアプローチで「クリアに聞こえる快感」を手に入れましょう。

目次

なぜ長文になると聞き取れなくなるのか?

まず、原因をはっきりさせましょう。
なぜ短い文なら分かるのに、長い文だと置いてけぼりになるのでしょうか。

最大の原因は、頭の中で「英語を日本語に翻訳(和訳)しているから」です。

「脳内和訳」が引き起こすタイムラグ

私たちが日本語で考えるとき、無意識に以下のような処理を行っています。

英語の語順脳内での処理(和訳)
I saw a man(私は男性を見ました)
who was eating an apple(リンゴを食べている…)
at the park.(公園で…)→「私は公園でリンゴを食べている男性を見ました」

このように、英語を最後まで聞いてから、日本語の語順に並べ替えて理解しようとしていませんか?
これを「返り読み(訳)」と言います。

しかし、実際の英会話やリスニングテストでは、音声は待ってくれません。
あなたが脳内で「えーっと、公園で…」とパズルを組み立てている間に、相手は次の文、その次の文へと進んでしまいます。

ここがポイント
長文リスニングを克服する唯一の方法は、翻訳作業をやめ、「英語を英語の語順のまま、イメージとして理解すること」です。

リスニング苦手を克服する「3種の神器」トレーニング

「英語を英語のまま理解しろ」と言われても、いきなりできるわけがありません。
そのための矯正トレーニングが、以下の3つです。

  1. 音読(リーディングスピードの向上)
  2. ディクテーション(弱点の可視化)
  3. シャドーイング(処理速度の向上)

これらを正しい手順で行うことで、脳内回路は劇的に変わります。

1. 音読:まずは「読むスピード」を上げる

意外かもしれませんが、リスニング力アップの第一歩は「リーディング(読む力)」にあります。
「自分で読んで理解できない文章は、聞いても絶対に理解できない」からです。

音読の目的は、英語の語順のまま意味をイメージする回路を作ることです。

効果的な音読の手順

  1. まず、英文の構造と意味(和訳)を完全に理解する。
  2. 意味がわかっている状態で、声に出して読む。
  3. 「日本語訳」を頭に浮かべるのではなく、「情景(イメージ)」を思い浮かべながら何度も読む。
  4. 日本語を一切介さず、情景がスムーズに浮かぶまで繰り返す。

これを繰り返すと、脳が「英語の音=イメージ」と直結するようになります。

2. ディクテーション:聞こえない「穴」を見つける

ディクテーションとは、聞こえてくる音声を一時停止しながら書き取る(またはタイピングする)トレーニングです。

「なんとなく聞き流す」ことを許さず、一語一句聞き取る必要があるため、自分の弱点が残酷なほど明確になります。

  • 聞き取れない単語(語彙力不足)
  • 連結して変化した音(リエゾンなどの知識不足)
  • 知らない文法(文法力不足)

書き取れなかった箇所こそが、あなたのリスニングを阻害している「犯人」です。
何度も繰り返してOKですが、どうしても聞き取れなければスクリプト(台本)を見て、「なぜ聞き取れなかったのか」を分析しましょう。

3. シャドーイング:脳の処理速度を限界まで上げる

仕上げはシャドーイングです。
聞こえてくる音声のすぐ後を、影(シャドー)のように追いかけて発音します。

ディクテーションとは逆に、音声は絶対に止めません。 やり方のコツ 最初は口が回らず、ついていけないはずです。それでも構いません。理解できる部分だけでも食らいついて発音してください。 目的 ネイティブのスピードとリズムを体感し、脳の処理速度を強制的に引き上げることです。

最初はボロボロでも、同じ文章で何度も繰り返すと、次第にピタリと重なる瞬間が訪れます。
このとき、あなたの脳内では「英語のまま理解する」回路がつながり始めています。

効果を出すための学習スケジュール目安

脳の回路を書き換えるには、一定の負荷と継続が必要です。
本気で克服したいなら、以下のスケジュールを目安に取り組んでください。

理想は「1日3時間」の没入

「えっ、3時間も?」と思うかもしれませんが、英語漬けの環境を作るのが最短ルートです。

時間配分例トレーニング内容
1時間精読・音読(意味理解とインプット)
1時間ディクテーション(弱点発見と修正)
1時間シャドーイング(スピード強化)

もちろん、仕事や学校で3時間も取れない日もあるでしょう。
その場合は、週末にまとめて時間を取るか、通勤時間などの「耳の空き時間」を活用してください。

継続のコツ
慣れないうちは脳が非常に疲れます。「今日は無理!」と思ったら、週末は休養日にしてリフレッシュしてもOKです。
ただし、「英語に全く触れない日」は作らないようにしましょう。5分でも良いので、昨日やった教材を聴き直すなどして、感覚を維持してください。

まとめ:英語は「耳」ではなく「脳」で聞く

リスニングが苦手な原因は、耳の良し悪しではありません。
「英語を日本語に変換しようとする癖」が、あなたの理解スピードを遅らせているだけです。

今回ご紹介した3つのトレーニングは、地味で根気がいります。

  1. 音読でイメージ化の回路を作る。
  2. ディクテーションで聞き取れない音を潰す。
  3. シャドーイングでスピードに対応する。

このプロセスを経ることで、長文のニュースも映画のセリフも、「翻訳」することなくダイレクトに心に響くようになります。

まずは今日、手持ちの教材の「1分間の音声」を使って、ディクテーションから始めてみませんか?
自分の弱点を知ることが、リスニング克服への第一歩です。

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この記事を書いた人

「聞き流すだけ」や「高額スクール」に100万円以上を費やし挫折を繰り返した末、「留学なし・独学のみ」でTOEIC 900点突破&ビジネス英語を習得。

教科書には載っていない「日本人が最短で話せるようになるための戦略」だけを実体験ベースで発信しています。

「才能も留学もいらない。正しい勉強法さえあれば英語は話せる」が信条。

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